エンターテインメント

最近は時間が無いから見ていない。
ただ思うことは最近のエンターテインメントすべてに思うことなのだが
プライベートの切り売りはよろしくない。
高校の頃の友人にメールした内容の一部なのだが
「アクターが生活観を表に出しすぎている」…と。
舞台俳優にしても、TVタレントにしても、声優にしてもそうだが
「タレント」と言う意味を履き違えている人が多い。
あくまで板の上と板の外は別世界であることを理解していない。
なんだか「仲良しこよしのグループがお楽しみ会を開きました」
みたいな空気はうんざりだ。
例えば「ドラマを振り返って」みたいなメイキングビデオを作っていることが
一つの原因ではなかろうか?
一体感よりも後ろでDVD化の時のボーナストラックを感じる。
なんだか胡散臭い。
今の時代に藤岡弘、氏が仮面ライダーを振り返って話をするならいざ知らず、
昨日今日のドラマを何で振り返らんといかんのよ。
そんな暇があるならもっといいものを出しなさいよ。
飲み屋のウダ話はいらんて。

自宅の近くに小さな劇場があり、高校演劇の発表会を年に一度やっている。
当然わちも出たことがあるのだがなんだか面白くない。
「目が肥えた」と言うのも否定はしないがそれよりも
「脚本に踊らされている」気がする。
そりゃわちは舞台からはドロップアウトして久しい。
でも、そんな人間が見て生活感を感じる舞台ってどうよ。
「若々しい」「さわやか」なんて綺麗事を言う気はないけど、
なんで今からそんなに悲壮感があるのよ。生活観がにじみ出ているのよ?

わちらの学生の頃は小劇団花盛り。
関西では劇団売名行為解散後MOTHERを旗揚げした枡毅、牧野エミ
劇団☆新感線古田新太、羽野アキ(劇団在籍時はアキ、その後晶紀に改名)。
そとばこまちの槍魔栗三助上海太郎やはりけーん・ばんび(川下大洋)など
いい舞台を作り出していたものだが…
正直今の小劇団で誰かぴょっと名前出ます?正直影も形も無い。
テレビ俳優だって怪しいものですよ。
今から5年ほど前に見たドラマの俳優を覚えてますか?
まぁ、メディア自体の崩壊もあるのかもね…