後輩への手紙

Raiden2005-09-19

妖介(id:kiai_hissatsu)へ
            
この手紙をもって俺の駄先輩としての最後の仕事とする。
まず、俺のお笑い人生を解明するために、会社からのメールを毎回見るようお願いしたい。
以下に、仕事についての愚見を述べる。
仕事を考える際、第一選択はあくまで「笑いを取れば勝ち」という考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には若手社員の多くがそうであるように、
先輩をバカにして笑いを取ったり、上司にツッコミを入れるだけで
内輪受けに走っている事例がしばしば見受けられる。
その場合には、企画段階から綿密な計算と準備が必要となるが、
残念ながら未だ満足のいく仕事には至っていない。
これからの会社の復活は、綿密な企画立案、それと信頼関係の復活にかかっている。
俺は、妖介がその一翼を担える数少ない後輩であると信じている。
能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。
妖介には会社の発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、上司いじりや先輩をこき下ろす馬鹿社員が
この世からなくなることを信じている。
ひいては、俺のクォリティーを研究した後、
計算された仕事の一石として役立てて欲しい。
駄先輩は活ける師なり。
なお、最後に、 駄先輩でありながら、
多数の後輩どもを泣かせてきたことを、心より恥じる。